媒介契約書で確認すべき記載事項とは
不動産の売却の仲介を、不動産業者に依頼する場合に必要となるのが、媒介契約。
その際、依頼主と不動産業者の間で、交わされるのが「媒介契約書」です。
媒介契約書には、必ず確認してほしい記載事項があります。
今回は、媒介契約書の確認すべき記載事項について解説します。
▼媒介契約書の重要な記載事項
不動産業者と結ぶ、媒介契約書の記載で、確認してほしい事項を見ていきましょう。
■媒介契約の種類
媒介契約には、①専任、②一般、③専属専任という、3種類の契約形態が存在します。
自分の希望する契約内容であるかを確認しましょう。
■売却希望の物件
自身が売却を依頼する物件の住所などの情報が、正しく記載されているかを確認します。
■不動産業者のサービス
仲介の依頼を受ける、不動産業者が行う販売活動やその他のサービスが、事前の商談内容と一致しているかをチェックします。
■物件の価格
契約書に記載されている売却希望価格が、依頼する側の把握している金額と同じかを確認しましょう。
■報酬額の明記
媒介契約を結ぶ不動産業者は、仲介の成功報酬として、仲介手数料を受け取ります。
手数料が事前の取り決め以上に設定されていないかなどを確認します。
■有効期限
通常の媒介契約の契約期限は、3ヵ月です。
有効期限が明記されていて、自動的に更新される内容になっていないかをチェックします。
■依頼者側の義務
依頼者が果たすべき義務が記載されています。
義務違反の場合は、違約金が発生するケースもあるので、どのような義務があるかを確認しておきましょう。
▼まとめ
媒介契約書の確認してほしい記載事項について解説しました。
契約書の記載事項は、媒介契約の種類、売却希望の物件、不動産業者のサービスなど基本的には、依頼主を守るためのものです。
しかし、契約をより誠実かつ対等なものにするため、依頼者側の義務なども記載されることも理解しましょう。
契約書を締結する際は、今回紹介した記載事項をしっかりと確認することをおすすめします。
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